2009年06月13日
一ノ森(1,879.2m)
奥槍戸山の家 南尾根 次郎笈 剣山  昼食 一ノ森ヒュッテ   槍戸山 一ノ森ヒュッテ
(8:35) (10:15) (11:00) (12:00) (12:30〜13:00) (13:30〜14:30) (15:15) (16:10)

今年もいつの間にか、半分が過ぎようとしています。
梅雨の晴れ間のこの週末、静かな一ノ森で過ごしてみようかと考えました。

自分自身と対峙するには、単独に限りますね・・・寂しいですが。
でも剣山スーパー林道の、長い悪路は一人ではとても不安。
もしパンクしたら・・・!!

家族は有難いです。
雲海が見たいという娘が、同行してくれるって。(運転も)
息子も”次に行く時は言うて”って言ってくれました。

道中、娘と私のそれぞれの好みの曲を、ランダムに入れて作成したCDを聴きながら行きます。
四足トンネルに入った時に流れたのは、矢吹健『あなたのブルース』
なんか好きなのよね・・・この曲は。長くて暗いトンネルによく調和していましたよ!

さてさて、登山口の奥槍戸山の家には車も人影もありません。土曜日というのに。
オオヤマレンゲの様子を見に行く、という高知からのお二人は、丸石登山口から登っていましたし。

奥槍戸登山口
マイ車がポツンと小さく

明日まで戻って来ないので、下の駐車場にキチンと車を停めました。
不要な物は車に残して、いざ出発。(しかしこの時必要な物まで置いて来てしまうのが、いつものパターン・・・)

一週間の疲れ(特に昨日はハードやったわ)で、歩き始めは身体も重く、しんどいです。
普段運動もしない娘の方が、はるかに快調。

てんとう虫があちこちに 左斜面前回登った笹尾根

やがて展望が開け、前回這い登った尾根も見えます。

あの時腕時計を無くしたギは、どうも未練があります。
『もしあったとしても、もう使い物にはならんで』と娘。
『そうやけど、好きやったんよあの時計は』と母。

頂上手前の所で、南の尾根を下りてみます。
這い登る時は、そうも感じなかったけれど、下りて行くのは急な勾配で怖い位です。
腰を落として笹を掴み、ズルズルと下降して、この辺りと見当をつけていた付近を捜しました。

・・・見つかりません。

まぁこれで諦めがつきました。

再び斜面を這い登る こういう位置(娘撮影)

元の場所まで戻って来てみれば、茶色いヨゴレがトレッキングパンツ全体に付いてて、汚い!!
手袋をした手も臭〜〜い!!更に・・・

『顔どうしたが?フランケンシュタインみたい。』『??え〜〜っ??』

ああ、またや〜〜。
前々日余りに見苦しい生え際の白髪を、ちょこちょこっと染めてたのが、汗で流れて頬に軌跡をつけていたのでした。
年がいくとろくな事が無いですわ。

『お母さん、さっき上から下りて来た人に、次郎笈の頂上はどこですか?って聞かれた。』
『え〜〜っ!?』と絶句する母に『ちょっと分りません、って答えた。』と娘。

『・・・・・・・。』返す言葉も無い母でした。

剣へと
次郎笈頂上は数組の方たちが。

丸石方面からも数人上がって来られています。


自分たちは剣へと。


この下りも、前回は
膝が痛くてしんどかったなぁ・・・

今日はマシです。


 

ツマトリソウマイズルソウの、白い小さい花が愛らしくよく咲いています。

マイズルソウ ツマトリソウ

剣山は、観光客の方たちも多くて賑わっています。

そろそろお腹もすいて来ましたが、もう少し先へと。
一ノ森への途中の見晴らしの良い場所にて、しばしのんびりくつろぎました。
何たって、今日は帰らなくていいのですものね。時間はたっぷりあります。

ここでのんびり寛ぐ ヒュッテへと

一ノ森山頂付近

一ノ森ヒュッテには、ずい分早く到着しました。

ご主人の内田さんが出迎えてくれます。
おいしいコーヒーがあるよ、って入手したての豆を、これもおニューのミルで挽いてくれました。

本当においしかった!!

香り良く、まろやかで・・・最高のお味でした。
忘れられないおいしさ、ごちそうさまでした!
たてるのはセルフで、っていうのもいいかも。

今夜はここで 導入されたてのミル

時間も早いので、槍戸山へと行ってみます。
静かな槍戸山、次郎笈が対面に見える山、白骨樹が絵になる山、思い出の詰まった山、大好きな山です。

しかしながら、娘はかなり疲れたもよう・・・。
そうよねぇ、普段歩いてないし。今日は無理をさせました。
でも、よく歩いてくれましたよ。

今日のルートが目の前に連なっています。
『見てみいや。次郎笈、剣、一ノ森、槍戸・・・よく歩いたろう?人間の足はえらいもんやね。』
充実感を噛みしめる母娘でありました。

槍戸山への登山道 対面に次郎笈

人の気配は無く、 シカの匂いがプンプンしていましたが、シカの角は落ちていませんでした。

『山登りの醍醐味は?』と娘。
『頂上に立った時の嬉しい気持ち。それと、こんな落ち葉でフワフワの道を歩く時、無上の喜びを感じるねん。』と母。
山の魅力は語り切れません。

白骨樹と笹と 槍戸山頂より一ノ森

慣れない娘に無理をさせたかな、と反省もした母でした。

この夜のヒュッテは計13名の宿泊客。松山と神戸からとのグループでした。
神戸の方たちは3度目とか。
松山からの方たちは、前夜白髪避難小屋泊で、三嶺より来られてました。
三段ベッドが二つある部屋を提供してもらい、それぞれが下段、真ん中の段を選び早々と眠りに就いた母娘でした。

2009年06月14日
ヒュッテ 穴吹川源流 刀掛けの松 トラバース分岐 丸石分岐 次郎笈 奥槍戸登山口
(7:30) (8:15) (8:50) (9:55) (10:15) (10:40〜11:15) (12:05)

日の出は4時50分と聞き、4時に起床。
外は風がゴーゴー唸っています。ガスが出ている・・・雲海はどうも無理やね・・・。

山の端から出て来る輝くご来光は、残念ながら見る事は出来ませんでした。
でもそのうち風も止み、青空が広がって来ました。

ガスで日の出が遅れる やっと光が射す

いったんヒュッテに戻り、皆で朝食をいただきます。
食後のコーヒー希望者は10名。
10人分の豆を挽き、熱々のお湯を注ぎます。(って、神戸からの方がいれて下さいました。)
しかもこのコーヒーは、内田さんのサービスです!!ありがたい。
内田さん、ごちそうさまでした。

ヒュッテ玄関 お部屋は二階 広い廊下 両側に三段ベッドの部屋 

朝のヒュッテの庭 一ノ森山頂を後に・・・

 一ノ森山頂より望む早朝の槍戸山

お世話になったヒュッテに別れを告げ、帰路へと向かいます。
早朝の山の気持ちいいこと!!
分岐から行場の方へと下りて行きます。

きれいな形のキノコ コヨウラクツツジ

 早朝の静かな森、植物が朝日を受けて活き活きとしています。

ユキザサ ヤマシャク もうお終い

 見上げれば、青空と緑との美しさ!清々しい気分です。

キツネノボタン? 青空に映える緑

生命力に満ちた森
たっぷりと、

森から生きる力をもらったような気がします。 

グルリと剣山を一周した事になりました。

このまま次郎へ上がるのは勿体ない、トラバース道の方へ行く事にします。
それに前回は、この次郎への登りで散々だったからねぇ・・・。

堂々たる次郎の姿 剣を後に

丸石への分岐から、再び次郎へと登ります。
頂上でゆっくり休んでから、いよいよ下山。あとは下るばっかりです。

トラバース道を通り再び次郎へと 林道沿いのモミジ

登山口に戻ると、今日は4台の車が停まっていました。

今回は、たっぷりゆっくり剣周辺を楽しめましたし、とても心に残る山歩きとなりました。
一緒に行ってくれ、運転もしてくれた娘に感謝です。
一ノ森ヒュッテに泊って雲海を見る、というのは前々からの夢ですので、また行きます!!