2010年01月13日
伊予富士(1,756m)
寒風登山口 桑瀬峠 伊予富士 桑瀬峠 寒風登山口
(8:40) (9:40) (12:50) (14:40) (15:35)

寒い日が続いています。
雪山にいまだ行けてない私は、雪山に行きたい。
13日は公休、一人でも行って来ようか・・・でも心細い。車も心配。
平日の冬山の単独は、自分には無理です。
あれこれ思案していましたが、有り難い事に付き合って下さる方を得る事が出来ました。

当日AM7:00前に、待ち合わせ場所を出発。
今日は、平野部でも積雪の恐れありという予報ですが、本川に入っても積雪はありません。
木の香温泉あたりから、雪が舞って来ました。やっぱりね・・・。
一ノ谷から町道に入ると、さすがに道は凍っています。
本日はKさんの車なので、安心して乗っていられます。(自分のエクストレイルは夏タイヤのまま)

8:30 寒風登山口着。無人。一台の車も無し。まぁねぇ・・・平日でこの天候ではね。
雪が降っています。
無理はせず、行ける所まで行こうねと出発。

雪降る中を登る 足跡は鳥と動物のだけ

今日は先頭を歩きます。
まっさらの雪に付ける自分の足跡、いい気分ですよね!
音も無く雪は降り続いています。
  私の上に降る雪は 真綿のようでありました
                             (中原中也 『生い立ちのうた』より)
そんな一節が浮かんで来ます。
・・・今の自分の上に降ってるのは、どんな雪なのかなぁ・・・。
雪じゃなくて雨もあるし、嵐もあるし・・・人生降る日、曇る日、照る日いろいろよね!

やがて桑瀬峠に着。
寒風の方はガスが渦巻いていて、何だか恐ろしげ。行く気がしません。
ここでアイゼンを装着し、伊予富士へと向かいます。
 (ちなみに本日の登山届の行き先は、寒風もしくは伊予富士もしくは途中まで、というものです)

誰もいない桑瀬峠  気を削がれるような寒風方面の様子

雪はサラサラのフワフワ・・・真っ白で本当にきれいです。

でもラッセルは疲れます〜〜。
先頭をKさんに代わってもらいました。

伊予富士へと向かう  滑落に注意!慎重に進む

ブナの大木のある辺りでは、6本爪アイゼンではつま先が滑って、登りに少々苦労しました。(自分だけですが)
ここでは風がヒューヒュー唸って、ちょっと弱気になりました。
『無理せんとこうね。何なら途中で引き返そうね。』なんて。

しかし樹林帯を抜けて稜線に出れば、俄然元気が出て来ました。
やっぱり行かなくては。

視界はぼんやり  雪はこんなに深い所も

長女からもらった腕時計(カシオのプロトレック)も、ろくに使い方が分からず、肝心の温度計も正確でない。
まぁ氷点下には間違いないです。

今日は頂上でゆっくりなんて無理だし、お腹もすいたので、風の当たらない場所にてひと息つきます。
が、アツアツだったはずのスープも、あっという間に冷めてしまう。
そりゃそうですよね〜〜。
何もかもバリバリに凍っています。カメラも。
手袋も4双ほど持って来ましたが、今回は何と言っても、この度購入したゴアテックスのグローブが役立ちました。
雪山には必携ですね!

エビの尻尾  トレースの無い斜面を登る

伊予富士の直下に来ると、深い雪で登山道も分かりません。
Kさんが先頭でトレースをつけてくれ、どうにか先へと進めます。

頂上直下の急登では、身重の私はズルズル滑り、登るのに難儀しました。

なかなか進めなかった斜面 やった〜〜!!頂上だ!!寒い・寒い

それでもやっと着きました、頂上です!!
バンザ〜〜イ!!と記念写真。
ウ〜〜寒い!半端じゃない寒さ。もう、すぐに下山です。
所によりお尻で滑り下りますが、右側は切れ落ちてますからね・・・慎重に。

下り着いた頃に、冷たい風が強く吹き付けて来て、まあ顔が痛かった事!!涙が出ました。

あっ!!青空だ!  伊予富士が顔を出す

しかしこの後、神様からのご褒美が。
束の間ですが、青空が現れたのです。
振り返ると、伊予富士も姿を現してるではありませんか!

伊予富士の全容が現れる

良かったねぇ!!
ほんとほんと、ご褒美やねぇ!と喜びあう面々でした。

北側の山々が見渡せた一瞬  霧氷の尾根道

東側の寒風にもそこだけ陽が当たり、何とも神々しい眺めに感動です。

寒風に光が当たる

白い雪と青空と・・・。

一瞬青空がのぞく

この後また突風が吹き、しばししゃがみ込みました。
顔の痛い事痛い事!!

頂上から下りて来る時には、もうこの後は写真も撮らず一気に下りなくては、なんて思っていたのですが、何度カメラをしまっては出し、しまっては出し、を繰り返した事か。
下手な鉄砲ですが、沢山沢山シャッターを押した事でしたよ。

束の間陽が当たる  往きよりも増えた積雪

伊予富士さんありがとう!さよなら〜〜

稜線最後で振り返って、伊予富士に手を振ります。
登らせてくれてありがとう!
ホルダーに入れてた小岩井グレープジュースも、シャーベット状になっていました。

今日は値打ちのある山歩きだったわ・・・。
Kさんが参加してくれていなかったら、女3人雪山遠望のドライブで終わっていた事でしょう。
前夜、八方尾根でのスキーから帰宅したばっかりだったKさん、お世話になりました。ありがとう!!

こんなに積もった雪  林道沿いの見事なツララ

下山しても、やはり車は一台のみ。
フロントガラスも雪でスッポリ覆われていました。

平日の貸し切りの、雪の伊予富士。
雪も降ったり止んだりで、そこそこ視界も効き、満足満足です。
良かったなぁ・・・。
一緒に行ってくれた3人様ほんとにありがとう!!
お疲れさまでした!