2012年07月28日
大天荘 横通岳(2,767m)〜 常念岳(2,857m)
〜 蝶槍
(2,664.3m)〜 蝶ヶ岳
ヒュッテ
大天荘 横通岳 常念小屋 常念岳 蝶槍 瞑想の丘 蝶ヶ岳ヒュッテ
(4:40) (7:00) (8:00) (9:35〜10:00) (14:40) (15:10) (15:25)

AM3:15起床。
ヘッドランプの灯りで、そそくさといい加減な化粧を済ませます。(女はこれが面倒臭いのよね・・・)
4:00には朝食が提供されます。山荘のスタッフの方たちは、ほんとに大変です。
でもこんな早い時間には、なかなか食べられません・・・。
食べておかないと歩けないし。温かいお味噌汁は有り難いです。

まだ夜も明けきらない内に出発です。

 ご来光 大天荘を後に出発 

何だか頭が重く、吐き気がします・・・。
前を歩いていた人が、『息を深く吸って、ゆっくり長く吐いて・・・を繰り返したら楽になるよ』ってアドバイスしてくれます。
(おかげでその内治まりました)
参加する度に思う事ですが、一緒に歩いてる皆さん感じの良い方ばかりです。
そして今回も同じ山の会の大先輩であるM子氏が参加されてて(昨年白馬三山でもお世話になった方です)心強い。
私よりも10歳年長の彼女は、このツアーの三日前には大雪山縦走に参加されてたそうです。
華奢な身体にエネルギーがみなぎっているようで、一緒に歩いているだけで励まされます。

朝日を浴びる槍の雄姿

陽が昇り、槍も輝いて来ました。
本日もお天気良好!何よりです。

雪渓も残る 横通岳山頂 

まずは横通岳を通過。
例年トラバース道を行き、登ったのは今回が初めてとか。
おかげで下りでは、雷鳥の親子を見られる幸運に恵まれました。

雷鳥発見! 常念小屋が眼下に

やがて常念小屋が眼下に見えて来ました。
この常念小屋でもう一本水を買うべきだった、と後で悔やんだ事です。
手前にあった簡易WCのみに寄り、奥にあった小屋には行かずじまいでした。

目の前にド〜〜ンと常念岳

さて常念への登り、ガラガラ石ばっかりの道。
ここでも後ろを歩いていた人が、『ストックは一本だけにした方がいいのでは?』とアドバイスしてくれます。
二本ストックに慣れていない私は、歩きにくいなぁと思っていた所でした。

頂上直下ではストックもやめて、ナンバ歩き(急登はこれに限ります・・・私の場合)で最後の岩場に辿り着きました。

浮き石に注意しながら登る 常念山頂です!(写とんこ氏) 

狭い常念山頂は混み合っています。
『お姉さんすみません、シャッター押してもらえますか?”って若いお兄さんが。
”お姉さん??”ものは言いようですよね〜〜!はいはい、いくらでも押してあげましょう(^−^)
そのお兄さんは、シャッターの前にキチンと祠に向かって手を合わせていました。

この山頂で早くもお弁当を広げる人もいましたが、私は暑くてとにかく水分が欲しい。
充分だと思っていた水が、どんどん減って行き何だか心細いです・・・。

お願い事もしっかり・・・  歩きにくい常念からの下り

そして常念からの下り・・・!急だし岩がゴロゴロ・・・ここを登って来るのは大変や〜〜。
でも登って来てる何人もの人とすれ違いました・・・。しんどいだろうなぁ。

ひとまずここでお弁当を

かなり下りて来た所でひと休み、絶景をおかずに(?)お弁当タイムですが・・・食べれません。
濃い味ばかりで喉を通りません・・・こんな我儘言ってたら山は歩けないですね。

槍を眺めながらの贅沢(?)な昼食 気を抜けない岩場の下り 

この後もなかなか厳しい下りが続き、やっと一段落したかと思うとまた次は登り。
でもこの登りは割と短くて、いよいよこれで終わりかしら、と思ったのは大きな間違いでした〜〜。

やっと下りが終了 しかしすぐにまた登り 

また下って、登って・・・辿り着いたニッコウキスゲ咲くなだらかな場所、その向こうに聳える蝶槍の個性的な山容。
まだあそこまで行かなくてはなりません・・・フェ〜〜情けないため息が出ます。
何て遠いんだ〜〜お水もいよいよ減って来ました。
まぁでも、行くしかないです。

表銀座縦走コースは、北アルプス入門コースという事ですが、なかなかどうして・・・厳しい歩きです。
これほどのアップダウンがあるとは・・・地図を見ただけでは分かりませんでした。

まだあの向こうまで・・・気が遠くなります〜〜

ハァハァゼイゼイ進みます。
樹林帯を抜けると陽射しがキツイですが、それだけ山頂が近付いたという事よね・・・ガンバレ。
暑かったですが、何とも気持ちのいい風が流れて来て、元気をもらいました。
あの風のおかげで、何とか登れました。

蝶への登り 槍を見ながらひと休み 風が快い  ああしんど〜〜蝶槍はまだあの向こうなんです〜〜

下から見えていたピラミッドのような岩場が山頂と思っていたのですが・・・やっと登ったのに、山頂はまだその先なのでした。
もうヨレヨレで歩きます。

蝶槍山頂のケルン  歩いて来た道

そしてついに蝶槍山頂に・・・。
歩いて来た道をしみじみ眺めます。

そして本日のお宿蝶ヶ岳ヒュッテは・・・まだまだこの先なのでした。
この蝶槍からヒュッテまでの道のり、本日一番のしんどい歩きでした。
”お金払って何でこんなしんどい事を・・・”なんて思ったり・・・。

ヒュッテ手前に”瞑想の丘”という展望場所があり、そこで寛がれている登山者の方たちが『お疲れさま〜〜』って迎えてくれます。
『もうヨレヨレです・・・』って言うと『私たちも一時間前はそうでした』って。

そうですね〜休めば回復するから、しんどくてもそれに勝るものがいっぱいあるから、山はやめられません。
週末とあってごった返すヒュッテで、とりあえずは水と缶入りの牛乳を買って(計750円)人心地着きました。

左奥に蝶ヶ岳ヒュッテが・・・ああ遠い・・  ヨレヨレでヒュッテ到着(写とんこ氏)

ヒュッテは、この夜は約400名の宿泊客だったようです。
夕食も時間刻みで大変な混みよう。
更衣室も宿泊室に変更になっていました。
スタッフの方たち、ほんとにご苦労さまです。
蝶ヶ岳ヒュッテには診療所も併設されていて、気分的にも安心出来ます。

この夜はダブルの布団に3人の割り当て、窓を開けていても暑く感じる室温でした。
ああ・・・明日はやっとお風呂に入れるなぁ、早く入りたい・・・なんて贅沢な事を考えつつ、今夜も細切れの浅い眠りに就いたのでした。

本日の花
常念小屋に下りて行く道には、マイズルソウやゴゼンタチバナ・バイカオウレンなどの小さい花が沢山ありました。
高山では、春の花・夏の花・秋の花が一緒に咲いてる、という印象でした。
厳しい気象条件に咲く花は、ほんとに見る人の心を惹きつけます。
絶景も勿論の事ですが、こんな美しい沢山の花に出会えるのは、無上の喜びですね!

 
 コマクサとイワツメクサ

シナノキンバイ ハクサンイチゲ 
 
ハクサンシャクナゲ  ハクサンシャクナゲ 
ニッコウキスゲ  クルマユリ 

 
 イワギキョウ