2014年06月03〜04日
屋久島@宮之浦岳(1,684.5m)
淀川登山口 淀川小屋 (6/03)
15:30 16:25
淀川小屋 花之江河 投石平 栗生岳 宮之浦岳 (6/04)
6:05 7:55 8:55 10:30 10:45


小学校の時の国語の教科書に出て来た”片耳の大シカ”(椋鳩十)を読んで以来、屋久島に行きたいというのが長年の願いでした。映像を見た訳でも無いのに、大雨の中薄暗い岩屋で寄り添うシカと少年、雨が上がり何事も無かったかのように立ち去って行くシカの群れ・・・今でもクッキリと焼き付いている情景です。
もう50年以上も経ったのにね・・・。
願い叶って屋久島を訪れたのは13年前。
その時は観光半分でしたので、登山道も花之江河までしか行きませんでした。
宮之浦岳始め、沢山の連なる山々・・・いつか行き直ししたいものと思っていたのですが、今回某アウトドア店主催のツアーに参加する機会に恵まれました。

6/2(月)17:10 いの町を出発。
リーダー兼ガイドの店長の運転で、サブリーダー兼サポーターの大学生、参加者は5人、計7人のこじんまりしたツアーです。

出発前の天気予報は雨〜曇りばっかり・・・梅雨ですものね。
たまたま1週間前に、親子屋久島登山された山友のみかんさんの、真っ青な空のレポを見て羨ましく思ったものです。
今回自分はカッパ着用、雨&ガスの中のシャクナゲを覚悟していました。

鹿児島港出航時も、警報が出ていて”場合により引き返す事もあり”の条件つきの出航でした。
思った程揺れは無くて、それなりに眠れましたが。(シャワー設備もあり)
宮之浦港には6/3(火)お昼ごろに無事到着。

地元のスーパーで食材を調達(今夜はすき焼き)、カットもしてもらって、ヤクスギランドビジターセンターにて雨具着用等準備をし、雨の中の出発となりました。
まぁ今日は僅かの歩きですからね・・・しかも有難い事にすぐに小雨となりました。
ゆっくり歩いて1時間足らずで淀川小屋に到着。

淀川登山口より出発  淀川小屋

私には初めての無人山小屋泊りです。
先客は単独の男性がお二人のみ、広々と過ごせましたが、この夜はものすごいカミナリと大雨。
”今はいくらでも降って・・・でも明日は止んでね”と願いながら、眠れぬ夜を過ごしたのでした。
避難小屋の有難さを、実感した一夜でもありました。

淀川に架かる橋  ヤクシマシャクナゲ

明けて6/04(水)願い叶ったのか、雨は小降りです。
リーダーから配られた3日分のドライフーズの中から、キノコご飯とみそ汁をチョイス。
準備体操をして出発です。

嬉しい事に雨は上がり、その内青空が出て来ました!
何て幸運。

 小屋を出発  陽が射して来ました!

道中にはシャクナゲが切れ間なく咲いていて、楽しく歩く内に花之江河に到着しました。
13年前は、ここでお弁当を食べて引き返したのやったわ・・・。
あの時は沢山の登山者がいて、近くのグループの人に『どちらから?』と聞かれ『高知です』って言ったら、
『まぁ〜〜!!高知!!』ってずい分びっくりされたので、『そちらは?』って聞き返したら『千葉です』って・・・。
”えーーっ、千葉の方が遠いやん”なんて思った事を、懐かしく思い出しました。

今日は誰もいない花之江河、シカが2頭いるだけでした。

 花之江河  満開のシャクナゲ

さぁ、ここから先は念願だった道。ワクワクします。

本で見て恐れていたヤクシマヒルが、いつの間にか右足の先にくっついていました〜!
大騒ぎして振り払いましたが、リーダー曰く『血を吸われてもちょっとかゆいだけや。献血しちゃったらえい』って。
実はこの歳になっても、献血の経験が無いのですが・・・。

シカが2頭  黒味岳分岐 

黒味岳にも行きたかったですが、今回はパス。
先へ進みます。
花崗岩の岩は崩れやすいので、登山道の浸食もすごいものがあります。
歩く分には滑りにくいのが有難い。

ヤッホー!   投石岳

高度が上がり展望が開けて来ました。

 投石平より  一面のシャクナゲ

投石平を過ぎてからは、もう周りはシャクナゲだらけ。

見上げても   すぐ目の前も

今年は10年に一度の開花状況だそうです。

シャクナゲだらけです!   まさにシャクナゲロード

昨年も同じ時期に来たリーダーは、『去年もすごかったけど、今年はそれ以上や』との事。
しかも昨年はずっと雨で、バケツをひっくり返したような大雨にも遭ったそうです。

軟弱な自分に、お天気が味方してくれたのかな?
思っても無かった青空が、本当に嬉しいです!

 
 木道を歩き  いよいよ・・・

『屋久島にやって来る人は、9割が縄文杉、1割が宮之浦登山』なんだそうです。
平日のせいもあるでしょうが、行き交う登山者は僅かです。

 憧れていた眺め

行けども行けどもシャクナゲ。

 この花数の多さ! うれしい道 

同行のNさん曰く『先日の雲早山では、これまで生きて来た分のシャクナゲを堪能したけど、今日はこれから生きて行く分のシャクナゲを見たねぇ』って。

 シカが見ています  どんどん歩いて

本当に山肌にはずら〜っとシャクナゲ・・・。

 全山シャクナゲです〜!

楽しく歩く内に、宮之浦岳がいよいよ近づいて来ました。

 栗生岳  最後の登り

ヤッホー!!九州最高峰宮之浦岳に着きました。
先客は若いカップル1組のみ。

 到着です 宮之浦岳山頂 

ここで早めのお弁当タイム。
お昼のメニューはカルボナーラとコンソメスープ・ロールパンです。
ドライフーズにしてはまぁまぁのお味でしたが、15分待つのはちょっと長いなぁ・・・贅沢は言えないですね。

 山頂より東方面の眺め  お昼はカルボナーラ

風は強く、ガスが流れてはまた青空が広がったりしています。
360度の展望の山頂、北にはこれから下って行く道がきれいに見えています。
さぁ・・・どんな眺めが待っていてくれるのでしょうね!