2014年08月04日
北岳縦走A
(中白根山3,055m 間ノ岳3,189m 三峰岳2,999m 安倍荒倉山2,692.8m 
北荒川岳2,697.6m 塩見岳3,046.9m )
 
北岳山荘 中白根山   間ノ岳 三峰岳 熊ノ平小屋 安倍荒倉山 北荒川岳 塩見岳東峰
5:10 5:45 6:55 7:40 9:10 10:00 10:35 14:45
塩見岳西峰 塩見小屋    塩見小屋 本谷山 三伏山 三伏峠   鳥倉登山口    鳥倉駐車場         
15:00 16:00 5:10 6:50 7:40 7:50 9:35  10:45         

8/4(月)3:40起床。そそくさと身支度をして、4:30に朝食。
(こんな早朝から大人数の食事やお弁当の用意・・・山小屋のスタッフの方たちは大変です)
食事を済ませ用意をして下りて行くと・・・皆さん雨具を着込んでいます〜。
『雨が降りゆう』とM恵さん。え〜〜っ!!一番降って欲しくない日なのに〜。
悲しい気分で雨具を着ます。その間にM恵さんがザックカバーを付けてくれています。
彼女は何をしても素早いです。

今日は予定11時間(自分の足の速度では)の歩き。覚悟はしていますが、雨とはね・・・。
5:10山荘を出発します。
雨に加え、風もあるし勿論一面のガス・・・下を見て歩くのみです。

 
北岳山荘を出発  中白根山

まずは一つめのピーク、中白根山に。
昨日は水分が必携でしたが、今日のこのお天気ではあんまり飲まなくても良さそう。
風雨の中なので、立ち止まると寒い位です。
次に間ノ岳
山頂付近はなだらかで広く、次へ進む道にちょっと戸惑いました。
何にも見えませんからね〜。

この後三伏小屋鳥倉登山口から登って来た人たちと、何度かすれ違いながら進みます。
『この先ちょっと危ない所があるから気を付けて下さい』って。
でも周りが見えないから何となく訳も分からず通過した、みたいな感じでした・・・。

 
間ノ岳
 黙々と下る

ハイマツの急登をウンウンと登って、いきなりという感じで出た山頂は三峰岳
長野・山梨・静岡の3県の境にある山だそうです。
でもね〜見えないですもの・・・。

 
 三峰岳 ダケカンバの林を行く(写sengaku氏) 

雨風の中の歩きですが、時折止んだりする事もあり、まぁ小降りなのでまだマシかな。
まだ足も大丈夫!という所で、本日のほぼ中間点の熊ノ平小屋に到着しました。
ここで小休止。おでんをいただきひと息つきました。
この時5:30に北岳山荘を出た、という単独の女性が追い付いて来ました。
歳の頃は同年代?しかしその脚力は只者ではありません〜。
先に熊ノ平小屋を出発した私たちが安倍荒倉山にいる時に、彼女は軽やかな足取りで追い越して行かれました。
・・・この長い行程を一人で・・・ほとほと感心します。
(普段は仲間との歩きですが、こんな長い歩きの時には、他の人は彼女に付いては歩けないのだとか))

 
熊ノ平小屋   安倍荒倉山

次の新蛇抜山(しんじゃぬけやま)2,667mは、いつ通ったのかよく分からないままでした。
北荒川岳も風雨・ガスで、立ったまま何かを口に入れたのでしたが・・・
この辺りで本日ラストの登山者とすれ違いました。
大きなザックを背負ったご年配のご夫婦でしたが・・・熊ノ平小屋までとの事、ちょっと心配しました。

私たちもいよいよ残すは塩見岳のみ。
稜線を少し下った所に小さな小屋跡がありました。周りはマルバダケブキやハクサンフウロ等のお花畑。
かつてはこの周辺にアツモリソウが群生していたらしいです。
(途中ですれ違った男性は、それを楽しみに登って来たそうですが、今ではもう影も形も無くなっていたと落胆されていました)

 
 作業小屋跡  一瞬見えた稜線

時折ガスが薄れた瞬間には、行く手に塩見岳らしい大きな山を確認しました。
M恵さん曰く『今から登り2時間、下り1時間』との事。
・・・ほんなら14:45に山頂の予定やね・・・もうひと頑張りや。
ちょっと疲れも出て来ました。

登りとなってからの塩見岳への道は遠かったです〜!
ザレ場を登り、岩場を登り、次はハイマツの道・・・また岩場、なかなか辿り着けなかった。
予定通り(もしかしたらもう少し早く着くかな、という考えは甘かった!)14:45に塩見岳東峰に到着。
本日最後のピークです。

後はもう下るのみや、と楽観していたのは大きな間違いでした〜。
塩見岳西峰へと行き、その後の岩場ザレ場の厳しい下り!(これでも登山道?)
まぁこの下りは本日一番の苦しい難所でした。(私には)
ザレ場の下り、というのが苦手の私。しかも雨&唸る風・・・写真を撮るどころではなかったです。

 
ついに塩見岳に   塩見岳西峰

でも何とか頑張って歩いてくれたこの足。
やっと塩見小屋の小さな屋根が見えた時は、一瞬涙が出そうでした・・・。

 
 あと3分!!うれしい・・・  塩見小屋到着

塩見小屋は、これまで利用した山小屋の概念を、ちょっと覆すような小さな小屋。
小屋があるという事だけで充分有難いのですけれど、便利さに慣れた自分にはなかなか大変でした・・・。

ともあれ完歩出来た一日。
自分の足で、この天候で予定通り歩けたのは、自分には嬉しい事でした。
明日はもう下山するのみ・・・膝を労わりながら頑張って下らなくては。

今日の花
ウエストバッグに入れカッパの下に隠していたカメラも、カメラポーチの中の小型のカメラも、長時間の雨の中で水滴が付いたり曇ったり・・・。
ウメバチソウもピンボケでした。
ダケカンバの中の、マルバダケブキの広大なお花畑は圧巻でした。
晴れてればねーー。

 
チングルマ綿毛   マルバダケブキ
   
ミヤマセンキュウ(?)  イブキジャコウソウ 
   
 グンナイフウロ タカネビランジ 
   
 クルマユリ  ハクサンシャクナゲ

お山はひたすらガスの中で、登ったという感動が今一つありません。
どの山も同じような印象で・・・。
最後の塩見岳はさすがに大きかった!登りも下りも苦しかったです。
その手前で出会ったタカネビランジ、この花が一番心に残ってるかもです。
強風の中で何とか写しました。

タカネビランジとイワオウギ 

8/5(火)5:10に塩見小屋を出発します。
空は少し明るい・・・今日はガスも流れて晴れてくれそうです、なんて小屋のご主人も言ってましたが。

 
早朝の小屋  左後方にうっすら塩見岳 

時折視界が開けたりして、この後に期待しましたが、結局またガスがどんどん立ち込めて来ました。
それでも登って来る人たちと沢山すれ違います。
本谷山(2,657m)は団体さんで賑わっていました。
正真正銘これが最後のピークの三伏山(1,615m)、もうこの後は登りはありません!

   
 晴れると思ったのですが・・ 最後の山 三伏山 登りもこれでお終い・・

日本一高い峠だという三伏峠まで下りて来ました。
小屋と呼ぶには大きすぎるような、立派な三伏小屋があります。
小屋の前を通り下り始めて間もない頃に、昨日の単独の彼女が追い付いて来ました。
確か6:30に塩見小屋を出たって言ってたような・・・その俊足ぶりには驚くばかりです。
私たちを追い越して、すぐに見えなくなってしまいました。

 
 三伏小屋  日本一高い峠だそうです

9/10・8/10・7/10・と行程を記す立札がありますが、この下りも長かった〜。
(特に鳥倉登山口まで後30分、という案内標識からが)
今日も次々と登って来られていますが、こちらから登るのはしんどそう・・・。
私は広河原からがいいな・・・でも塩見岳だけだったら、こちらからになるのよね。
なかなかの長い長い登りです〜。

 
 カラマツの森を下る 鳥倉登山口 

それでもついに下山!
鳥倉登山口に無事下り着きました。
バスは9:10発だったので、間に合いませんでした。
雨もまたポツポツ降り出した中、第2駐車場まで林道をテクテク歩きます。
でもお花もあり、これはこれで楽しかったです。

今日の花

トモエシオガマやゴゼンタチバナ、標高が低くなってからはオサバグサやイチヤクソウetc・・・。
それなりに急ぎ足で歩いたので殆ど写していません。
かわいいオサバグサはピンボケでした。
以下は林道歩きで見た花です。

 
 イケマ キバナノヤマオダマキ 
   
ソバナ  ツリフネソウ 

下山後車内で携帯を充電した所、いつになく着信(メールも含め)が多いです。見てびっくり。
高知は水害で大変な状況だったと、初めて知りました。心配してくれた県外の友人たちにも感謝です。

その後車は松川ICから白鳥ICへ、次の山荒島岳を目指して今夜は福井県大野市の林湊という旅館泊です。
久しぶりのお風呂!昨日とは打って変わっての広いお部屋!
お料理も手作りのごちそうが並びました。
一泊二食付で¥5,500のこのお宿はとても良かったです。(但しお部屋は扇風機のみ)

 旅館林湊での夕暮れ

8/6(水)4:30に朝食を済ませ準備をして登山靴を履こうとした所で、先に外に出ていたsengaku氏が『雨が降りゆう』と言います。
昨夜の予報では、午前中は何とか持ちそうというのでしたが。
『この雲の様子やったらこれからもっと降る』って。
結果あっさり断念して、もうそのまま帰路に着く事となりました。
昨日車窓から山容を眺めただけの荒島岳。
100名山は全く目指していない私に、いつかまた登る機会が来るかしら?

という訳で今回の山旅は無事終了しました。
お天気には恵まれませんでしたが、いつもの仲間とは違う山行、私にはいい経験になりました。
私の足に合わせて歩いてくれたお二人には感謝です。(運転もありがとうございました)
来年中には、お二人とも100名山登山達成出来そうですね!
どうもお疲れさまでした。