2015年03月16日
キナバル山へA

☆ キナバル公園ビジターセンター〜ティンポホンゲート(1867m)〜ペンダントハット(3280m)

5:30起床。
朝食を済ませ7:30にガイドさんと待ち合わせです。
今日は”食べる酸素”に、アミノバイタルに、サバティ(地元のお茶)もたっぷり飲みました。
荷物は極力少なめにして、下山まで不要の物はビジターセンターに預け、行動中不必要なヘッドランプや着替え等はガイドさんに持ってもらいます。
お弁当を持って現れたガイドさんはジミーさん、ベテランのガイドさんです。
会話は英語。片言の日本語もしゃべってくれます。

登山口のティンポホンゲートまで移動し、入り口で本日のルートの説明を受けます。
さぁ、いよいよ登山開始!
ゲートをくぐったら一旦下降します・・・これは帰りにはしんどいだろうなぁ・・・。
下った所に滝があり、そこから登りの始まり。
『スローリー、スローリー』とお願いして、私が先頭を歩かせてもらいます。
『ポレポーレ』とニコニコ顔のジミーさん。
私たちの荷物の入った9kgの袋を、軽々と脇に抱えて歩いています。(背負うものとばかり思っていました)

 ゲート入り口でルートの説明を受ける(写M恵さん)
早くも1番目の休憩ポイント  

世界遺産のキナバル山、登山道は広く随所に休憩ポイントもあります。
1番目の休憩所は、出発から早くも35分後程の所にあって、これは嬉しかった。
休憩所はベンチ&テーブルのある屋根付きの建物で、水洗トイレがあり、ちり箱まで設置されています。
まずはここでもう一度身の回りを点検、この後の長い登りに備えます。

 オレンジ色のシャクナゲ  キナバルバルサム

優しいピンク色のキナバルバルサムは、登山道脇によく咲いていました。
休憩舎には、黒っぽい小さなリスが出没しています。

 3番目の休憩ポイント  リスさんも現れる

樹林帯の歩きなので蔭があり、思った程暑くはないです。
しかし水分は順調に減って行きます。
日本から持って来た、グレープフルーツジュースは美味しかった!もう飲んでしまいました。
(水は今回ホテルにあったりお弁当に付いていたりで、買う事はありませんでした)

ジミーさんと私たちの荷物(赤い袋)   こんな登りの連続

見上げると、立ち塞がる急な階段の登り、ず〜っと登り・・・忍・忍で登るしかないです。
(直前に鷹羽ヶ森を歩いていて良かった、って思いました)
大きな荷を背負ったポーターさんたちも行き交っています。
『こんにちは〜』『ありがとう』なんて片言で声をかけてくれます。

登ってる人は若い人が多い。
こんな初老のおばさんグループは、他に見当たらないです。
途中の小屋では、下山して来た若い台湾女性のグループと交流。
娘というより孫・・・?でも気分は同年齢よ(図々しいか・・・)。
サミットはベリーコールド!!って教えてくれました。(まぁ装備もおばさんたちとはずい分違うし・・・)
聞かれもしないのに自分の年齢まで言って、楽しい交流のひとときでした。

 パピローサ・セロジネ(ラン)   ここにもラン(名前は不明) 

健脚向きコースというマシラウルートとの合流点まで登って来ました。
珍しい食虫植物のウツボカズラも見る事が出来ました。(何だかグロテスクです・・・)

マシラウルートからの道(正面)と合流   食虫植物ウツボカズラ

12:25 高度も2898mまで上がって来ました。
視界も開けて来ました。
ヒメシャラに良く似た花が登山道に落ちていましたが、よく見ると葉も木も全然違うサヤッ・サヤッという名のようでした。
かわいい花です。

乾季の今、もう2ヶ月も雨は降っていないそうで、今日もスコールの心配はなさそうです。
スコールの物凄さは想像が尽きませんが、昨日のカシミールさんの話では”当たったら腕に穴があく”なんて言っていましたからね・・・登山途中に遭ったら大変です。

視界が開けて来ました!
 サヤッ・サヤッの花越しにキナバル山

見晴らしの良い休憩所では、オーストラリア在住という日本人女性とも楽しく歓談しました。
小屋の横にはイチゴが生っていて、ポーターさんが味見させてくれました。(日本の木苺とはちょっと違うなぁ)

この後の登りで、昨日公園事務所まで一緒だったお兄さんに再会。
彼は高山病になったようで元気がなく、心配しながらすれ違った事でしたが・・・。

 
 日本人女性と談笑  イチゴです

さぁ、いよいよ登りも大詰めになって来ました。
まず見えて来たのは、ワラス・ハットというガイドさんたちの小屋。
そこを通り越して今夜のお宿ペンダント・ハットへと向かいます。

もうひと頑張り・・   一番下の小屋ワラス・ハット(ガイド・ポーターさんたち用)に到着 

視点の先にはドンキーズ・イヤーがそそり立っています〜。

 心躍る眺め!

ワーイ!!ひとまず目的地に着いたよ〜。
ヘリポートの広場の上にあるのはラバンラタレストハウス、今夜の夕食の場所です。
見上げるキナバル山、巨大な一枚岩というのを実感する眺めです!

 レストランのあるラバンタン小屋

ペンダント・ハットまで休憩込みで5時間45分の歩きでした。やれやれ!
ブログ等で見た通り、コーヒーやサバティは飲み放題です。有難い。
高地の山小屋ですが、水洗WCだし(ペーパーは流してはダメ)、ここにもちり箱があります〜!!
シュラフの二段ベッドも充分な広さで快適です。

着替えをして、休憩もして、16時からは明日のヴィア・フェラータの説明を受けます。
勿論私たちは初心者用のショートコースですが、所用時間平均2時間、これまで最短が20分最長が6時間だった、という事です。
さて・・・私たちは?
不安半分、楽しみ半分です。

ズームでドンキーイヤーズ・ピークを   ヴィアフェラータの講習 

ラバンラタでの夕食はビュッフェ形式、こんな高い場所ですが生野菜も充分あります。

昨日の国立公園内や今日の登りで一緒になった、単独のナイスバディの女性とまた一緒になりました。
『ピクチャー、OK?』なんて訳の分からない片言で、一緒に記念写真に収まってもらいました。

ラバンラタ小屋にて夕食   テラスからの雲海   今夜のお宿 ペンダントハット

明日(というか後もう数時間後ですが)は今回の山旅のハイライト!
山頂でのご来光の後は、ヴィア・フェラータが待っています。
いやいや・・・問題はその後の下り。標高差2200mの長い下りをこなさないといけない〜〜。
しかし下りるしか無いもんね。何とかなるだろう・・・膝よ、ガンバレ!!

興奮しながら、細切れの浅い眠りに就いたのでした。