2015年03月17日
キナバル山へB

☆ ペンダントハット(3280m)〜ロウズ・ピーク(4095m)〜サヤッ・サヤッハット(3668m)〜
   ペンダント・ハット〜ティンポホンゲート(1867m)〜キナバル公園事務所〜コタキナバル


1:30起床。準備をし軽い食事をします。小屋ではサンド用程の厚さの食パンが出され、私は持参したミニヌードルも流し込みます。
こんな時間だけどね〜食べとかないと。
コーヒーにサバティーも飲んで、これで塩分・水分まぁまぁ摂れたかな。

幸い今の所頭痛も吐き気もありません。
2:30ジミーさんを先頭に出発です。

 シュラフで睡眠の小屋内
午前2:30の出発  

カッパのズボンを穿き、毛糸の帽子、下着・シャツ・薄手のフリース・パーカーと着ていますが、思った程には寒くなくて途中でフリースを脱ぎます。(高度が上がりまた着用)
ヘッドランプは明るくて歩くのに支障はありません。(ヘッドランプでの歩行は初めてなのです)
周りが見えない分、却っていいかも?なんて思ったり。

急な階段の登りが続いた後、ロープのある登りになりました。
高度は稼げるけどしんどい〜息が切れます。遥か後ろには、コタキナバルの街の灯り。
登りが一段落した所でひと休み。
『疲れた〜!!』と言うとジミーさんが『ティカレタ〜?』っておうむ返しに尋ねます。
『つかれた→ベリータイヤード』なんて伝えます。”ツ”の発音が難しいみたい。
(この旅ではジミーさんは、K子さんから日本語もいくつか教えてもらったようです)

この後はなだらかな登りが延々と続きます。
キナバル山の山容を思い浮かべ、あの辺りを歩いてるんだな、って想像します。
ジミーさんはほんとにゆっくりゆっくりと歩いてくれて有難い。適度に休憩も入れてくれて。
空気の薄さも感じて来て、深呼吸しながら歩きます。”食べる酸素”も補給。

あら〜あんなに明るかったヘッドランプが、いきなり暗くなってしまいました。
新しい電池を入れたのに・・・?
幸いポケットにミニ懐中電灯を入れていたので、それで何とか歩けましたが。

再び岩場の登り・・・山頂が近付いたんやね、もうひと頑張りや。
『ベリーニアー!』というジミーさんの言葉が嬉しかった。
5:46ついに到着しました。キナバル最高峰ロウズ・ピーク4095mです。
記念撮影で順番待ち・・・岩場の狭い山頂に、ペットボトルのゴミが落ちてるのが気になりました・・・。

 山頂からのご来光  登って来ました

山頂少し下にて待機。日の出を待ちます。
6:12お日様が顔を出しました!一気に周囲が明るくなります。

 朝日の当たるセント・ジョーンズピーク

キナバル山からのご来光、お天気は今日も上々!
ここまで来る事が出来て良かった!岩山からの日の出を、しみじみ眺めました。

影キナバル!   下山が勿体ないですが・・・

次から次と登って来ている人たち・・・いつまでもとどまる訳にも行きません。
名残惜しいですが、下山です。

 山頂を見上げる

ピークからの急降下の後は、写真等でよく見るなだらかな岩場の緩い下り。
ここを登って来たのね・・・結構長かったなぁ。

なだらかな岩の歩き 右手はサウス・ピーク 

右手にサウス・ピーク、左手にドンキーイヤーズ・ピーク、前方には雲海、感動の眺めです。
身体も温もって来て、途中でフリースや毛糸の帽子・カッパのズボンを脱ぎます。

この後はいよいよヴィア・フェラータです!
サヤッ・サヤッハットでヘルメット&ハーネス等を装着、私たち4人に台湾からの若者2名が加わり、この6名とインストラクターとでの行動となりました。

角度を変えて見るサウス・ピーク
 麓からも確認出来る特徴あるドンキーイヤーズ・ピーク

まずは暗い中登った、ロープの場所を下ります。こんな所を登ったのね・・・暗くて良かったかも?
ロープ場所を下り、登山道から外れ右手に入って、ヴィア・フェラータ開始です。
簡単にメンバーの自己紹介をし、順番を決めます。
台湾の若者李さんが先頭、私は2番目で中におばさん4人を挟み、もう一人の台湾若者・インストラクターという順番になりました。

   
 こんな所を暗い中登ったのね・・・  ここからヴィア・フェラータを

ザイル等の準備の間、絶景を楽しみます。

ここを下りて行きます   ザイルを点検・準備 

見上げると、今しがた下りて来た岩山に、シャクナゲが彩りを添えています。

 見上げる眺め(右下の紅いのはシャクナゲ)

さぁ!!開始です。
花崗岩の岩は滑らないし、足場はしっかりあるので安心。
ただザイル&カラビナを何度もかけ直すのに中腰になってしまい(もともと猫背です)、腰が痛い。
チーチャン、チーチャン』って、上からインストラクターが呼んでいます。
(まぁ嬉しい・・・チーチャンなんて呼ばれるの久しぶりやわ・・・)
身振りで、もっと身体を起こしてって注意されたのでしたが。

この初級コースは最後に”綱渡り”が待っています〜。
一本のワイヤーの上を、頭上のワイヤーを握って5mくらい通過するのです・・・ヒェ〜!!
しかし渡るしか無い。
先頭の背の高い李さんは上のワイヤーから首が出ていましたが、私はちょうど頭の上になり具合が悪いです。
もうなりふり構わず、ワイヤーを握りしめ、お腹を付き出したみっともない格好で、何とか通過しましたよ・・・。
まぁねぇ・・・下さえ見なければ、このコースは大丈夫です。
私たちは1時間40分で無事終了しました。

   
 ステップに私の足は届きません〜
 クライマックスの綱渡り(写M恵さん)

緊張しましたからね〜結構疲れました。
その後『うわぁ、朝はこんな所を歩いたがやね〜しんどかった筈やわ』なんて言いながら、急なガレ場&階段を下りてお宿のペンダント・ハットまで戻り、下山準備。
長い下山の始まりです。

下りて来た斜面(上級コースは画面左上の方)   雲海を見下ろして下山開始 

今日は昨日よりも、更に上天気。
眼下に広がる雲海を見ながら、下って行きます。

登りと同じく、休憩所がある度にひと休み。
台湾の若者たちも、前後して下山して行きました。

まだまだ雲の上です   振り返り見る一枚岩の山 

階段ばかりの道は段差が高くて、下るのもひと苦労・・・長い長い下山路でした。

本日は早朝から歩き、計約11時間半(休憩含み)の歩行となりました。
(小屋→山頂→小屋 約7時間 小屋→ゲート 約4時間20分)

今回お気に入りの花サヤッ・サヤッ    ティンポホンゲートへの登り返し   下山終了 バンザーイ!!

疲れ切った足で公園ビジターセンターまで帰って来ましたら、日本人女性のガイドさんが待っていてくれていました。
ジミーさんとは、ここでお別れ。お世話になりました。ありがとう!!

公園を出て、途中のレストランで遅い昼食を摂り、コタキナバルの街へと戻って来ました。
夕方になり道路も混みあっています。走ってる車は日本車が目に付きます。トヨタが多い。
横断歩道というものが無くて、歩行者は注意しながら車の間を横切って渡っています。
運転者も歩行者も慣れたものですが・・・事故は無いのかしらね?見てると危なっかしいです。

昼食が遅かったのでまだ夕食は欲しくないし、一旦ホテルに戻ったらもう出かけるのはイヤよね・・・。
ガイドさんが案内してくれた市場で、炭火で焼いたエビやイカ&マンゴー等を買い、途中でビールも買ってホテルへ戻りました。
”こんな所に日本人”っていう番組がありますが、彼女もコタキナバルで家庭を持ち、子育てをしながらしっかりこの街で生活されています。

この夜はサッパリ汗を流した後、4人でささやかな祝杯を挙げ、安らかな眠りへと就いたのでした。

 

明けて最終日
今日は夕方ガイドさんが迎えに来てくれるまで、一日フリーです。
ホテルでの朝食後、コタキナバルの街へと繰り出します。気を付けて道路を横切って・・・。
アイタタタ・・・皆身体がぎごちない動きです・・・特に太腿が痛い〜。

コタキナバルは人口47万人、なかなかの都会です。
目鼻立ちのハッキリした、きれいな顔立ちの人ばかり。それに皆感じがいいです。
大きなショッピングタウンの中にある店で、フットマッサージもしてもらいましたよ。
『イタタタ・・・』と悲鳴を上げると『イタイ?キモチイイ?』なんて片言の日本語で笑っていましたが。
トゥリマカシ』(ありがとう、唯一覚えたマレー語です)というと『サマ・サマ』って返してくれるのが、何とも嬉しかったです。
とっても心地良い響きでした。

夕方ホテルのロビーにて、残金(マレーシアリンギット)をすべて使い切ってワイン&つまみ&サンドイッテを頼み、『楽しかったね〜』なんて言いながらガイドさんのお迎えを待ちます。
そこへやって来たのは、あの日本人の単独の男性!
高山病で元気のなかった彼を皆心配していましたが、下山後はマリンスポーツを楽しまれたようで、日焼けされた笑顔が元気いっぱいです。
おばさんたちも嬉しくて、彼を囲んで記念撮影。(あれぇ〜K子さん目がハートになっていますよ〜)
その内ガイドさんも迎えに来てくれて、彼に見送られてホテルを後にしました。
嬉しい締めくくりとなりました。

 東シナ海をバックに 昼食は焼きビーフン 

そんなこんなで今回も”案ずるより産むが易し”、楽しい山旅になりました。
山は勿論の事、沢山の出会いが何と言っても心に残りました。

計画・交渉等を全面的に引き受けてくれたM恵さん、そしてK子さんの英会話にはほんとに助けられたし、Rさんには旅行中の会計係をお任せし、何のトラブルも無く終了したのは何よりでした。
メンバーに感謝です。ありがとうございました。

手元には”宝物”の登頂証明書やカードが。
ばばの”冥途の土産”がまた増えました。

登山IDカード・登頂&ヴィアフェラータ修了証明書