2016年06月10日
 石立山(1,707.7m)
別府登山口 竜頭谷 見晴らし岩場 西峰 石立山山頂 尾根分岐 1181m 別府峡下山
6:45 7:30 9:10 11:05〜12:05 12:25〜12:50 13:05 14:00 15:40

今日は貴重な梅雨の晴れ間。
今日を逃したら、もう後は無いかも?という事で、当初は一昨日に予定していた石立山に向かいます。
家を出る時は、久しぶりという感の青空が広がっていました。
厳しい山の石立山ですが、別府峡駐車場までは国道を走るので、運転は楽ですね。
出発場所から1時間少しで、別府峡に到着しました。
他に車はありません。

赤い橋を渡り、遊歩道から外れて登山道へ。

別府峡駐車場 他に車は無し  赤鉄橋を渡る  別府渓谷

滑らぬよう注意しながら、ジグザグの急登を登り、ザレ場を通過し、まずは竜頭谷へ。
渡渉は問題なし。
しかし、いつ見てもザレた谷ではあります。

 最初の尾根に出る 竜頭谷 

この後は厳しい登りが始まります。
慎重に・・・。

厳しい登りの始まり

岩陰に咲くヒメキリンソウに元気をもらいながら、ハァハァ登って行きます。
汗がポタポタ・・・水分もどんどん減って行きます。

 やっと立って歩けるように・・  ヒメキリンソウ

1週間前にここに来た人からメンバーが聞いていた場所の花、見つける事は出来ましたが残念、お花はもう終わっていました。(下の画像)

 足元にあるのは・・・?

その後もう少し標高が上がった所で、初めてのコアツモリソウに出会う事が出来ました。
小さい小さい貴重な花、大事に見守りたいですね。

 ゴジラの木(通称ガメラ石)
 初対面のコアツモリソウ

ヘビさんには出会わずに、何とか見晴らし岩場まで登って来ました。

 クラゲのようなキノコ 遠くに白髪山 

先月歩いた口西山がよく見えています。
古敷谷山から下って出た林道も。

 先月歩いた口西山 イワガサ(?) 

この後もまだまだ続く岩稜帯。
一番緊張する(私には)ビャクシンのやせ尾根も、この後に待っています。

 まだまだ厳しい登り

大量に汗をかき、ついに太腿が攣るようになって来ました〜。イタタ・・・。
芍薬甘草を飲み、塩を舐め、皆の後をやっと付いて行く私。

 天狗塚も見えて来る(中央右)  やっとクサタチバナ群生地に

やっとイシダテクサタチバナ群生地までやって来ました。
しんどい登りの後に出会う花は嬉しい。
そしてここまで来たら、西峰はもうすぐという嬉しい場所でもあります。

 イシダテクサタチバナ 咲き始めた所です 

イシダテクサタチバナは、以前よりも群生が広がったように感じました。
この後の登りでも足が攣り、前を行くメンバーから遅れてしまった私は、こんな所で道迷い。
目印のゾウの鼻みたいなブナの横を通らずに、東の獣道に入ってしまい、斜面を這い上るハメに・・・。
いい加減しんどいのに、ここでまたまた体力を消耗してしまいました。
巻き添えを食ったKさん、すみませんでしたね。
(でも彼女は無類のヤブ好き、楽しかった〜と笑ってくれました)

 以前より群生が広がったみたい  西峰に到着

さて・・・先に到着して西峰で待っていてくれたメンバーと合流し、これからお楽しみの花散策。
散策とは言っても、私には命がけ(大げさですが・・・)。

 会いたかった花  ギンロバイ満開

高嶺の花とは、よく言ったものです。
厳しい道を一歩一歩・・・慎重に。

前回一輪だけ咲いていたギンロバイが、今回は沢山!嬉しかったです。

 シライトソウ コウスユキソウ 

そして大株のユキワリソウ、白もあります。

 ユキワリソウ  シロバナユキワリソウ

キバナノコマノツメも。
ザレ場のお花畑に、足元に緊張しながらもうっとり。
前回これも一輪だけ咲いていたヤチマタイカリソウは、今回も別の場所で一輪だけ見られたのですが、危なくて近寄れない場所。
ズームで写したけどピンボケでした・・・。(残念)


 険しい場所のお花畑

 淡いピンク色  キバナノコマノツメと寄り添って咲く

 白とピンクと

 竜頭山が下方に見える  ギンロバイ

お花を楽しんだ後は、皆さん捨身ヶ嶽へ。
私はパス。余力がありません。
まだ長い下山が待ってるもんね・・・。

『ギッチャン、先に山頂に向かいよってね〜』という事で、お先にトボトボ歩いていた私ですが、健脚の彼らはこの後すぐに追い付いて来たのでありました。

 捨身ヶ嶽  ヤッホー!!

初めて石立山に来た2007年には、この西峰〜山頂の間の南には笹が繁っていましたが、今はもう荒廃するばかり。
シロヤシオの古木も見られますが、花も終わった今は無残な光景が広がっています。

 アオベンケイ  最後のシロヤシオ

山頂にてお弁当タイムですが、疲れ果てた私は半分も食べられない。
熱いお湯をひたすら飲んだ事でした。
2年前はもっと元気だったのにね・・・情けないです。

しかし、これから長い下山。
頑張って下りるしか無いです。

 荒廃した痛ましい眺め  石立山山頂

晴れていた空も、いつの間にか重い雲に覆われてしまいました。
やはり梅雨時ではあります。

 空が暗くなる(左下方は旧木頭村)  1392mピーク(?)

日和田との分岐から、右手の尾根道を行きます。
途中雷鳴がとどろいて肝が冷えますが、だからと言って急ぎ足で歩けるような道ではありません。
転んだらただでは済まないガレ場の連続。
慎重に足を置いて、ひたすら下るのみです。

 ガレ場の連続  フジイバラ

幸いカミナリは3〜4度鳴ったものの、雨にはなりませんでした。
こんな道で雨に遭ったらね・・・難儀だし危険です。

 1181mピーク  先はまだ長い・・

時折ホッとさせてくれるのが、なだらかな道と(あんまり無いけど)、ヤマボウシやヤマツツジの花。
下山後半では、まだ蕾の方が多いヤマツツジの大木がありました。

 大木のヤマツツジ

そしてやっと出て来た、古ぼけた案内板。別府峡駐車場への矢印があります。
ここまで下りて来たら、あともうひと頑張り。

しかしこの後も厳しいです。
植林帯のザレ場の後、谷沿いの急降下。
谷の水が溢れている(この水は最高に美味しい!)下の道には、ロープの張られた急な下りがありますが、私は前回も今回もここでロープに振られ、仰向けに倒れてしまいました。足も疲れてるし。
ロープをつかんで無かったら、谷へ落ちる所・・・要注意箇所です。

そんなこんなで、またまた皆から遅れ、やっとこさ朝の駐車場対岸に下山となりました。
付き添ってくれたMさんありがとうございました。

今日もまた弱い自分を痛感。
花に会いたくとも、体力が無い。
来年は、もうよう行かんかもと弱気です。
何度も待ってくれた皆さん、お世話になりましたね。お疲れさまでした。

 別府峡駐車場の古い案内板 あともう一息・・  やっと下山

私たちが石立山に登った翌日、竜頭谷下山中の滑落死亡事故が起きています。
かくも厳しく危険な石立山。
健脚であっても、登山中はいつ何時何が起きるか予測が尽きません。
出来るだけ単独登山は避けて欲しいと思います。
私たちが下山時に歩いた尾根ルートは、山友のH氏が分かりやすい紅白のテープ(三辻山岩コースでおなじみ)を随所に記してくれていて迷う事はありません。
距離は長く、こちらも気は抜けませんが、竜頭谷を下るよりは安全に下山出来ます。

 本日のルート