2016年06月18日
 二ツ岳(1,647.3m)〜 権現山(1,593.7m) 
床鍋登山口 ・・・ 肉渕登山口 峨蔵越 鯛ノ頭 二ツ岳山頂 イワカガミ岳 エビラ山
6:25 6:50 8:20 9:05 9:45〜9:55 10:30 12:05〜12:25
黒岳 崩落個所 権現山 鉄塔分岐 渡渉 床鍋登山口
13:30 13:40 14:55 15:05〜15:15 16:30〜16:40 17:35

初めて二ツ岳へ登ったのは2006年の秋。
山頂から西に連なる山々を指して『あれが四国で一番厳しい縦走路』とリーダーから聞き、畏敬の念を抱いて眺めた二ツ岳〜権現越の山並み。
いつかは歩いてみたいと思ってはいたのですが・・・。
今回計画され、悩みに悩んだ挙句の参加を決めました。

意志薄弱な自分は、加齢と共に、元々無い体力も落ちて行くばかり。
特に、だましながら、機嫌を取りながらの膝は、確実に悪化しています。
来年はもっと悪くなってるでしょう、行くなら今よね・・・と、期待よりも不安だらけでの当日を迎えました。
とにかく、メンバーのお荷物にならないようにしなくては。
ゆっくり歩行しか出来ないから、11時間歩行は覚悟です。
高知発5時。

床鍋登山口に車をデポ  肉渕登山口から出発

まずは下山予定の床鍋登山口にて、地元のタクシーと待ち合わせ。
ここに車をデポして、タクシーにて肉渕登山口へと移動します。

草木の繁る肉渕登山口の鉄階段を登って出発。
縦走路には水場は無いので、人一倍汗をかく私は水分はたっぷり(約2.5L)持って来ています。重い〜!

 クモキリソウ(?)  ヒメシャラ  ミズタビラコ

峨蔵越までは高低差も少ないし、足元の花を楽しみながら歩きます。
ヒメシャラの花が沢山落ちていますが、見上げてもなかなか確認出来ません。
ヤマアジサイは咲き始めた所。

ヤマアジサイ

さて、峨蔵越に到着。
これからは這い登りの始まりです〜。

 峨蔵越  二ツ岳が目の前に

前を行くM恵さんは身軽な身のこなし、私は必死。
何て重たいんだ〜〜(荷も、身も)。

 ヨイショヨイショ・・・(写M恵さん)  振り返れば赤星山

本日は、これを逃す手はない、みたいな絶好の”梅雨の晴れ間”。
どこか秋空を思わせるような、真っ青な空が広がっています。

 近付く二ツ岳

日照時間の一番長い今の時季ですが、草木も繁り行く手を遮ります〜。
かきわけながら進んでいた私は、言われるまで鯛ノ頭にも気が付かなかった・・・。

 鯛ノ頭

今日は眺めるだけの鯛ノ頭。
行く手には、シロドウダンの向こうに二ツ岳が待ち構えています。

 シロドウダンと二ツ岳

ここから先は命がけ、のお馴染みのプレートも健在でした。
頑張って登り、二ツ岳山頂へ。
ここまで3時間かかりましたが、今日はこれからが本番!

 お馴染みの”ここから先は命がけ”のプレート 二ツ岳山頂 

樹木の間から、これから歩く稜線が見えています。・・・頑張らねば。
そしていよいよ、これまで横目で見ていた縦走路へと入って行きます!緊張!

 これからあそこを歩く・・・  いよいよ左手の縦走路に!

まずはイワカガミ岳への登り。
イワカガミの光沢のある葉が沢山ある登山道、咲き残りが一輪ありました。(ピンボケ・・・)
そしてロープの下がった岩場が二ヶ所。
『ロープと木と両方持って!』『足はもっと右!』『顔よりも高い位置でロープをつかんで!』
身体は硬く、腕にも力が無い・・・助言を受けながら必死で登った私です。(ここで止める訳にはいかんもんね)
他のメンバーは、簡単に登ってるのにね。情けないです。

 難なく登るメンバー

ともあれ、イワカガミ岳の狭い山頂に出ました。
山頂のプレートは、今回確認出来なかったです。

 イワカガミ岳のケルン イワカガミ岳よりエビラ山を 

次に目指すはエビラ山、まだかなり先に見えています。

 右奥のトンガリが権現山!?遠い〜〜

大岩が出て来る度に左へ巻きますが、これがしんどい。
ぐっと下がり、えーーっまだ下がるの?という程下り、再び登って巻く、の繰り返し。
この辺りが一番しんどい歩きでした。
やっと次のピークが山頂かな?という所で、私はちょっと寄り道。
『山頂で待ちよってね』と、皆に先に行ってもらいます。
ところが山頂はまだその次のピークでした〜。
一人歩くアップダウンの道はしんどかったよ・・・。
やっとやっと着いた、と思ったらピークには皆のザックがあるばかり。姿がありません?

エビラ山山頂は登山道より南にあるのに、そんな事も頭から抜けていた私です。
一見、登山道上のピークが一番高いように思え、ここを下ってまた登って来る元気が出ない・・・。
という訳で、エビラ山山頂は踏まずじまいでした。(残念)
戻って来た皆と、登山道で短いお弁当タイムを取りますが、疲れ果ててお素麺も半分しか食べられない。
とにかく水分ばかり摂りました。

ハエみたいな虫がいっぱいいたのが、一番印象に残っています。(半分放心状態・・・)

 岩場より南側の眺め(保士野集落?)  エビラ山はまだまだ遠い

『ここから先は、そんなにアップダウンもキツくない。』とリーダーの嬉しい言葉。
とにかく進むしか無いもんね。
次に目指す、とんがった山容の黒岳が、目の前に見えています。

 次に目指す黒岳 後方に東赤石

同じ赤石山系でも違うものですね。
ひょっとしてオオヤマレンゲやタカネバラがあったらな〜〜、なんて思っていたけど岩場でギボウシの葉を見たくらいで、花はありません。
オオヤマレンゲの赤ちゃんは、2ヶ所で見ましたが。

 オオヤマレンゲの赤ちゃん  次々と現れる大岩

まだまだ次々と現れる大岩。
写真を写す余裕も、なかなかありません。

 この間を登る  何か咲いてないかな〜?

それでも何とか黒岳に到着。
狭い山頂には、小さなコメツツジが咲いていました。

 黒岳山頂  コメツツジ

その後の下りで『ああ、ここか』という、ブログ等で見たガレ場にさしかかります。
特に危険という事もなく、短い箇所でした。

 エビラ山を振り返る  ガレ場を下る

日本石の案内標識もありましたが、横目で見てパス。時間的に余裕がありません。
少し下った登山道から眺めようと思ったけど、繁った樹木で殆ど見えませんでした。

 日本石の案内標識  樹木の向こうに日本石

ブッシュをかき分けかき分け・・・いよいよ権現山への最後の登り。
鉄塔が近付くのが嬉しい。
振り返れば歩いて来たエビラ山〜黒岳が後方に。
ああ良く歩いたなぁ・・・もうひと頑張りやね。

今日はたっぷり飲んでる水分と、事前に飲んだ芍薬甘草やアミノバイタルのお蔭かどうか、幸いなことに太腿が攣らないままここまで来る事が出来ました。

 権現山へと  後方に黒岳とエビラ山

そしてついに辿り着いた権現山山頂は、繁った樹木で展望の無い狭い山頂。
でも嬉しい!皆さん安堵の表情です。
自分なりに予定していた行動時間より、30分程遅れてはいますが、とにかく到着!やれやれです。

 これが最後の登り  権現山山頂

送電線巡視路の分岐まで下り、権現越までは行かず、ここから下山する事にします。
この道は、初めて東赤石に登った時に下山した懐かしい道。
疲れ果てた身には、とにかく長かった!という記憶ですが、とにもかくにも後はもう下るのみ。

 鉄塔巡視路の分岐より権現山を

花びらが落ちていて気が付いた、ハンショウヅルの花。
ひっそりと咲く姿に元気をもらって、さぁ下山開始です。

 ハンショウヅル  休憩場所に最適!

一つ目の鉄塔まで下りて、ガスのかかった権現越を振り返ります。
二度目に歩く道・・・いろいろと記憶が甦り、あの時のメンバーの声までが聞こえて来るよう・・・。
8年前だもんね〜まだ若かったわ・・・懐かしく思い返しながら歩きます。

 東赤石三角点〜権現越を見上げる  二つ目の鉄塔

持参した水分も飲み干して、楽しみにしていた谷でのどを潤します。
冷たくて美味しい水!
(コーヒー用に谷の水を1.5L汲んだので、折角軽くなっていたザックもまた重くなりました)

床鍋へのこの道は、長いけれど足に優しいです。
何とか膝も持ちこたえてくれて、無事下山する事が出来ました。

険しい道ではストックを持って歩いてくれたM恵さん、後ろを歩いてくれて心強かったKさん、皆さんお世話になりました。ありがとうございます。
お蔭さまです。

廃屋があるばかりの寂しい床鍋登山口。
車の傍で着替え等をして帰路に着いた一行でした。
人影も無い道路脇に、たわわに実を付けたグイミがひときわ心に残っています。

 命の水!  床鍋登山口に無事下山

お天気の良かったこの日は、東赤石方面は登山者で賑わったようでした。
後で知ったのですが、山友のアカリプタさん・クムトマトさん・ピオーネさん・keitannさんたちも、何とこの床鍋に下山されたのだそうです。
お会い出来なかったですが、同じ道を歩いたと思うと、何だか嬉しい気持ちです。
お疲れさまでした!