2016年07月23日
 鳳凰三山A観音岳2,840.7m 地蔵ヶ岳2,764m 
薬師岳小屋 薬師岳 観音岳 赤抜沢ノ頭 地蔵ヶ岳 鳳凰小屋 五色滝
6:30 6:45 7:20 8:20 9:30〜9:50 10:20 11:35〜12:00
白糸滝 ドンドコ沢 青木鉱泉
12:40 15:35 16:15

『星が出ちゅう』 朝4時、メンバーの声で目が覚めました。
寝苦しい長い夜でしたが、それなりに眠っていたようです。
服は着たまま寝た事だし、ヘッドランプも首にかけたままなので、とりあえず登山靴を履いて外へ出ます。
顔はもう、そのままよね。
水分とカメラを持って、夜明け前の登山道を登って行きます。
風は強いけど、そんなには寒くない。
周囲はまだガスが立ち込めていますが、今日は青空が広がりそう。
良かった、良かった。

 一面の雲海本日のご来光 

東の空が明るくなってから、待つ事約25分・・・ついにご来光のお出ましです!
雲海たなびく別世界、富士山もクッキリ見えています。
そしてガスもどんどん流れて行く・・・。

昨日とは大違いの、嬉しいお天気!
満足の足取りで小屋に戻り、朝食後出発準備にかかります。

朝日に染まる富士

小屋を出発後再び稜線に出ると、昨夕はガスで見えなかった北岳・間ノ岳・農鳥岳の白根三山がドーーンと連なっています。
(その左奥には、悪沢岳・大無限山と続いてるそうです)

 大展望を楽しみながら出発

行く手前方東には八ヶ岳の山塊。雲海に浮かぶお城のようです。
振り返れば富士。
見飽きる事のない絶景に皆大喜び。
雨具を着てガスの中黙々と歩くのとは、ほんとに大違い!
『誰が晴れ男(女)やろう?』 『皆の日頃の行いがいいからや』 なんて言い合って歩きます。

 雲海に浮かぶ八ヶ岳  後方に富士

タカネビランジもずっと、途切れる事無く咲いています。
白も。
キバナシャクナゲも、朝露をまとって控えめに俯いて咲いています。

 キバナシャクナゲ
タカネビランジ白 

出発後1時間足らずで、観音岳に到着。
360度欲しいままの大展望。

 観音岳山頂
なだらかな稜線 

この後の稜線は広くなだらかな道。
花を見て、眺めを楽しんで・・・なかなか進めない。

左手にずっと見えてる白根三山、無念の雨&ガスの2年前を思うに付け、まぁあんな風な山容だったのね〜
と、しみじみ眺めます。
北岳からの山荘への下りもキツかった筈やわ・・・あんなに急斜面。
懐かしく、ほろ苦く(?)何度も眺めた事でしたよ。

そして行く手左前方には、甲斐駒ヶ岳&仙丈ヶ岳が見えています。

 ヨツバシオガマ  ウラジロヨウラク

この後下ったのが赤抜ノ沢頭という所かな。
クルマユリやグンナイフウロ(終盤)も見られました。

ハイマツの実も豊作のようで、飛び交うホシガラスさんの姿がよく見られたし、イワヒバリさんの声もよく聞こえて来ました。

 ホシガラスさん イワヒバリさん 

これから下って行く道から、お父さんと一緒の小学生が登って来ました。
ガンバレ! お節介なオバサンは、何か渡したくて・・・”俺のミルク”というアメを手渡しました〜。
雄大なこの眺め、一生懸命歩いたこの道は、夏休みの良い思い出となる事でしょうね。

 西に白根三山

岩峰が近付いて来て、いよいよ最後の登りとなります。

 荒々しい岩峰  クロトウヒレン(?)

タカネビランジは、まだまだずっと咲いていて元気付けてくれます。

 砂地と岩の稜線 ビランジの後方に観音岳 

後方に観音岳。
そして出ました!
オベリスクの手前の広い稜線。白い砂地が広がっています。

 ヨイショヨイショ!もう一息! オベリスクが目の前に 

『これが賽の河原なんやね…』 実はもっと沢山の数のお地蔵さまを想像していました。
切れ落ちた崖の、遥か後方には甲斐駒ヶ岳が浮かんでいます。
独特の雰囲気の空間。

 賽の河原と左後方に甲斐駒ヶ岳

ザックをデポして、岩峰に近付いてみます。
折角来たのだから登ってみたかったですが・・・軟弱オバサンは途中で断念しました。
メンバーの内4名(男性3女性1)がスルスルと登って、上から手を振っています。
気持ち良さそう〜!

 4人のメンバーが登る  下山開始

さてさて・・・地蔵ヶ岳を楽しんだ後は、青木鉱泉へ向けて下山開始。

 仰ぎ見る地蔵ヶ岳

最初の砂地は”砂滑り”のようで楽しかったですが、ここを重い荷を背負って歩いた事のあるSさんは
『登りはしんどいですよ〜。足が砂にめり込むし、下がるし』との事。ほんとやね・・・。
樹林帯に入ってからは、結構急な道が続きますが、登って来られる人と何度もすれ違います。
皆さん大きな荷物で・・・えらいなぁ。

30分ほどで鳳凰小屋に到着し、とりあえずはコーヒー、膝にはサポーターを巻き、お水も補給してと、バタバタしてしまいました。(折角汲んだお水の入ったホルダーを置き忘れる所でした・・・)

 砂地の斜面を下る 鳳凰小屋 

この後下って行く内に周囲はガスに包まれて行き、次の休憩場所の五色滝は濃いガスの中。
滝もガスで見えないというので、滝には行かないままでした。
休憩してる間にも、次から次と登って来る人たち。
昨日歩いた道とは大違いの、段差のある急で険しい道の連続で、下りるだけでも大変!
単独の女性もいましたが、すごいなぁ・・・。

 エゾシオガマ(?)  五色滝にて休憩 この左奥に滝  タマガワホトトギス

とにかく、まぁこの下りはしんどかったです。
写真を撮る余裕もなかった。
どっちみちガスで薄暗かったし、樹林帯で展望も無いし。

 クルマユリ  白糸の滝

時折現れる花やキノコに癒されました。

 マイク型のキノコ  こちらにも

とにもかくにも下りるしか(歩くしか)無いと、忍・忍で進みますが、長かった〜。
やっと下り着いてからも、川沿いの歩きが延々と・・・。(ドンドコ沢?)

 やっと平地に下り着く  終点かと思ったのに・・・堰堤でした〜

ついに建造物が見え、タクシー待つ青木鉱泉?と期待すれば、そこにはただの堰堤があるばかり。
こんな花が咲いていて、元気付けてくれました。

 元気をもらった花(ナデシコ系?)

川沿いを歩く事約45分・・・とうとう青木鉱泉へ到着。ほんとに長かった〜。

 ついに最後の標識?  青木鉱泉に到着!長かった〜

ちゃんと下調べをして、行動時間も把握していればね・・・まだかまだか、なんて思わなかったでしょうにね。
おざなりだった自分を反省。計画してくれたリーダーにも、申し訳ない事です。
何はともあれ、全員無事下山出来たのは何よりの事でした。
(タクシーの運転手さんも、全員無事下山が一番!って言ってくれました)

この後はペンション北地蔵にてサッパリと入浴、美味しいお料理に舌鼓を打って快適なベッドにて眠りに就いた一行です。

あくる日は韮崎ICから一路高知へと帰路に着いたのでしたが、ここで楽しいエピソード。
走行200kmもしくは2時間運転を目安に、運転を交代しながら走っているのですが、大津SAで休憩&昼食を済ませ、次は吉備SAで合流しよう、と打ち合わせ走っていた2台。
ところがナビに言われるまま、1台は明石大橋〜淡路島への道へ!
私たちはそのまま山陽自動車道を走行。
『そしたらもう立川SAで合流しよう』と、それぞれの道を走り、途中彼らは淡路SA、私たちは吉備SAで休憩もして帰路に向かったのでしたが、立川SAに到着し停まったとほぼ同時に、もう1台も隣に到着!
すごい!ドンピシャやねぇと笑い合った事でしたよ。

という訳で、楽しかった山旅は無事終了。
計画してくれたリーダーさん、長距離運転のメンバー、ありがとうございました。
皆さんお疲れさまでした。