2018年08月02日
北岳(3193m)〜間ノ岳(3190m)@
広河原登山口 二股 八本歯ノコル トラバース道分岐
稜線分岐 北岳山荘
8:00
11:00〜11:15
14:35 15:30 16:00 16:20

4年前に歩いた北岳〜塩見岳、日本一高い場所の縦走路というのに、雨&ガスで展望無くどこを歩いているのかもよく分からなかった。
強風吹き付ける塩見岳からの下りに緊張した事が、一番強く印象に残っています。
せめて北岳だけでも、もう一度登り直しがしたいと思っていた所、今回実現となりました。
メンバーはヤマガツオさんご夫婦と、M2さん、私の4人。
前日早朝に高知を出発、南アルプス林道入口にある仙流荘までやって来ました。
この日は夕刻より叩きつけるような雨とカミナリ・・・お蔭で翌朝はスッキリと晴れてくれました。

8/2早朝に宿を出発、バスを乗り継いで北沢峠〜広河原へと。
吊り橋を渡り、前回宿泊した広河原山荘横を通っていよいよ登山開始です。
この所ずっと膝が痛く、不安を抱えての今回の山行。
気心の知れた仲間となので、とにもかくにもゆっくり歩きで行かせてもらいます。

広河原より望む北岳 吊り橋を渡って登山開始

大樺沢沿いの道には、今回沢山のジャコウソウが見られました。

 ジャコウソウ  キタダケトリカブト

センジュガンピもいっぱい。

 二股が近付く センジュガンピ 

谷の音を聞きながら、花を楽しみながら、二股の分岐が近付き、今回のルート八本歯ノコルへの谷の登りも見えて来ました。
雪渓は4年前よりも小さめです。

これから登る谷

二股の標識付近に沢山見られたミヤマハナシノブは、今回見当たりません。
グンナイフウロも確か白花もあったように思いますが、花そのものが少ない。終盤のようです。
今年はこの辺りも花の開花時期が早かったのかな?

 タカネグンナイフウロ  二股に到着

ひと休みの後谷へと下りて、ここからは未知の道。
『前よりも、2割方体力が落ちちゅうと思わないかん』とカツオ氏。
暑さもあるし、とにかくゆっくり歩きで臨みます。
(という事で、今回も行動時間はスローペース、参考にはなりません)

 谷に下りて ひたすら登って行く 

谷に下りてすぐにミヤマハナシノブ登場。
この後沢山出て来て嬉しい限りです。

 ミヤマハナシノブ  沢山咲いています! 

蝸牛の如くの歩きながらも、徐々に高度が上がって来て、振り返れば絶景が広がっています。

 ハナシノブ越しに鳳凰三山

お花も次々と。

 ミヤマナデシコと鳳凰三山

クルマユリはここで一輪見たのみでした。咲き残りやったのやね。

 クルマユリ  ウサギギク

時折下って来る人たちとすれ違います。
単独のお兄さん、手長足長のモデル体型に軽やかな足取り・・・思わず『新人類ですね〜』と言うと『いえいえ旧人類ですよ』って。 旧人類は私たちです・・・。
『この先ハシゴ階段が出て来るので、気を付けて行って下さい』と言い残し、さわやかに下って行かれました。

 登って来た道を眺めてひと休み  軽い足取りで下って行く若者(新人類!)

さて・・・そのハシゴまで登って来ました。いよいよクライマックスであります。
有り難いハシゴではありますが、丸太を組み合わせたこのハシゴは、ツルツルしていて私にはつかみにくくて緊張を強いられました・・・。

 いよいよクライマックスのハシゴの登り〜 慎重に・・・ 

北岳バットレスを右手に見ながら、登って行きます。
甲斐駒ヶ岳も顔を覗かせて来ました。

 右手に北岳バットレス  甲斐駒ヶ岳も顔を出す(ズームで)

背中の鳳凰三山より高くなったみたい。
その分空気薄いからね・・・ハアハア苦しいです。
それでもついに稜線が見えて来ました。

 鳳凰三山を背に登る  やっと稜線が見えて来る

お花も増えました。これまでに見られなかったお花が沢山!
好きなトウヤクリンドウやタカネビランジに会えて、嬉しさもひとしおです。

 ミネウスユキソウ
 トウヤクリンドウ
 タカネビランジ白  ついに八本歯ノコルへ

そして到着〜!八本歯ノコルです。
左手には、またえらい厳しそうなハシゴが見えていますが、私たちは右手へ。
え〜っ! これまたまだまだ厳しそうな登りが待ち構えてる〜。

 左手ボーコン沢ノ頭へ  まだまだ待ち構える厳しい登り

気を取り直して再び登って行きます。
南側の谷からは、モクモクとガスが上がって来ています。

 ガス湧く谷  気合いを入れて〜

高度感抜群の岩尾根の登り。
息も苦しくひと休みしていると、同年代とおぼしき単独男性も立ち止まっています。
とてもお疲れのようで、聞くところによると仲間は先に行ってしまい、彼はコルで間違って左手へと進み、足の置き場も無いような所まで行き引き返して来たとの事。
フラフラ状態でやっと歩かれていましたが・・・。

 稜線のオンタデ

この後私たちの後ろにこの男性、という隊列(?)で岩尾根を登って行きます。

 タカネビランジ ピンク  岩稜の奥に甲斐駒ヶ岳

花束のようなタカネビランジが励ましてくれます。
これぞ”高嶺の花”やね。

 花束のようなタカネビランジ  登って登って・・・

お花に元気をもらいながら、ああ・・・やっと!!トラバース道分岐に来ました〜!嬉しい!

 ミヤマアキノキリンソウ&タカネヒゴタイ(?) やっとトラバース道分岐!嬉しい〜 

お花がいっぱい。
でも残雪期には、このトラバース道も危険なのよね・・・。
滑落事故が起きてるのはこの辺かな?(羽根田治著『滑落遭難』)なんて思いながら歩きます。
トラバース道になっても後方の男性の歩みは緩慢で、私たちとはかなり間が空いてしまっています。

 キンロバイ  ミヤママンネングサ
 タカネイブキボウフウ  イワベンケイ

え〜っ!・・・まだこんな箇所もあるのやね、慎重に慎重に!

 まだこんな箇所も  タカネコウリンカ&イワギキョウ

行く手に今夜のお宿北岳山荘が見えて来ました。
ああ嬉しい・・・あともう少しです。

 北岳山荘が見えて来る

やがて北岳からの下山路と合流、2度目の道を山荘目指して下りて行きます。
まだ何とか足も大丈夫、良かった!
明日も頑張らなくては・・・。
晴れてくれますように!
明日の行程に思いを馳せながら、ごった返す山荘での一夜を迎えた一行でありました。

 ミヤマナデシコ&ミネウスユキソウ 今夜のお宿に到着! 

 本日のログ