2019年10月09日
大登岐山(1506.2m)黒岩山(1341.6m)〜野地峰(1279.4m)
林道三差路 大登岐山登山口 大登岐山 合流
1369m 黒岩山 野地峰 山村広場P
6:55
7:30 9:20〜9:30 10:40〜11:00 11:50 13:40 14:30〜14:40 15:30

大薮でその名が知られている大登岐山〜黒岩山の縦走路。
地獄の笹薮”とも名付けられている、その大薮の縦走路の計画を立てたKちゃんたち。
自分にそんな薮はとても無理!と思っていたのに、なぜか前日に参加を決めてしまいました。
半分ドキドキ、半分ワクワク・・・。
当日は3:40起床。
早明浦道の駅で待ち合わせをして、健脚組は大川村白滝の山村広場へ、私たちは桑ノ川林道へと、それぞれ出発します。
あっ!しまった・・・向こうの車に、下山後の着替え等の荷物を入れたのですが、その中に携帯も入れたままだった・・・ログが取れない〜〜。不注意でした。
途中からでもログを取りたいと、健脚組に連絡して運んでもらう事にします。

悪路の桑ノ川林道、途中の三差路に車を置き、30分余り歩いて登山口に到着しました。

三差路に駐車   ここも林道!?  滝もあります

登山道に入り、谷沿いの道を進み、約30分程で県境尾根に出ます。

 行き詰めに大登岐山登山口 尾根に出る 

ちょっとひと休みの後、待ち構える急登をゼイゼイ登って行きます。

 これからは尾根歩き すぐに急登 

急登の後はシャクナゲの岩尾根、その後一旦下り、続くやせ尾根を登って行きます。
昨年は猿田峠からの歩きだったので、ここら辺ではもうヘロヘロになり足が攣ったりと難儀した事でした。

シャクナゲの岩尾根  苔がきれい〜 

やせ尾根の岩場展望場所からは、快晴の空の下絶景が広がります。
風が冷たい〜!

やせ尾根に出る 展望岩場より北に二ツ岳〜権現越
 
これから歩く尾根 野路峰が遠い〜 

これから歩いて行く尾根も、一望出来ます。
う〜〜、野地峰が何て遠いんだ・・・!
そして目の前には、そそり立つ大登岐山の急斜面。
あそこを下るのよ〜〜どんな足元なんだろう!?
武者震いしそうですが、深く考えない事にします。(何とかなるだろう・・・)

あの尾根を下る!

二度目の大登岐山山頂、前回は南斜面のアケボノツツジがきれいだったなぁ。
紅葉にはまだ早いですが、変わらぬ大展望にしばし見とれます。
『もうここだけで下山しても充分や』ってメンバーがポツリ。
ほんとやね〜大登岐山だけだったら、ここでゆっくりして、三角点のピークにも行ってみたいものですが。

 大登岐山山頂  東に三角点のある登岐山

今日はここからが本番です。
山頂から少し下り、登りでは下を巻いた岩場の尾根を辿ると・・・ペットボトルが差し込まれているのが目に入りました。
赤テープもあります。ここからいよいよあの急な尾根を下って行くのやね・・・。
アサマリンドウが一輪、私たちを励ましてくれてるように咲いていました。

 岩に差し込んだペットボトルが分岐目印 『頑張って!』とアサマリンドウに励まされて 

先頭はM恵さん、続いて私の順番。

目印の赤テープから  激急斜面の薮に突入!(写 野うさぎさん) 

はい〜〜すぐに薮に突入。背丈以上もあるスズタケは、ぐっしょり濡れています。
道ねぇ・・・何となくの踏み跡があります。
テープを頼りに、どうにか進みます。
”テープを頼ってはいけない”と言われますが、今日の山行ではテープがどんなに心強かった事か。
あまりの大薮に背中に挿したストックが邪魔で、途中で外し、左腕に2本一緒に通して進む事にしました。
ほんとは何も持たないのが一番なんですが。

ワァ〜〜!!うっとうしい〜!   スズタケ濡れてるし・・

一ヶ所右手に折れる箇所で、そのまま下って行き詰まり登り返したりしましたが、何とかその内傾斜もマシになり難所の下りはクリアした模様です。
大薮でルートを誤って、元に戻るのは大変!という事も学習しました・・・はい。

キノコ(イタチタケ?)がポツンと・・   ひとまず急斜面はクリア しかしスズタケの海

傾斜はマシになったものの、まだまだ続く大薮。
まさに”地獄の笹薮”ではあります。

あそこから下りて来た・・・  まだまだ続く薮

大ブナが出て来て、ちょっと元気付けられます。
そしてひとまず一旦薮が途切れた場所に出ました。
あらっ!いつの間にかストックが1本だけになってる。いつ失くなったんだろう?全然気が付きませんでした。
ちょっとだけ登り返しましたが、すぐに断念。
どこで落としたか分からんし、迷った箇所もあるし・・探す気にはなれません。
無事にここまで下りて来ただけでも充分やわ、って。

見事な大ブナ   ひとまず薮から抜け出る やれやれ・・(写 野うさぎさん)

まだまだこの先も大薮が続きます。
黒岩山もまだ遠い。
『大薮・大薮・・・大藪春彦〜』なんてブツブツ言いながら必死で薮を漕いでいましたら、早くも向こうから健脚組がやって来てご対面!(何て速いんだ〜!)

1369mが目の前ですが、再び薮・・・ 

彼らが少し引き返してくれて、なだらかになった場所にて合同ランチタイム。
Kちゃんからmy携帯を有り難く受け取ります。(ここまで運んでくれてありがとうね!)
食事よりもまずはYAMAPの地図を出してスタートボタンをセットしたのでしたが、何が悪かったのか結局この日のログは取れずじまいでありました(涙)。

尾根を吹き抜ける風は寒いくらい。
そして、こんな場所からの二ツ岳〜権現越の眺め、そうそう見られるものではなく、ちょっと感動的でした。

健脚組と早くも出会って、コルでひと休み  こんな場所から眺める二ツ岳〜権現越 

会う時は嬉しいですが、再び別れる時には一抹の寂しさを感じるクロス縦走。
彼らに一縷の望みを託し、もしストックを見つけたら回収してとお願いして、それぞれの方向へと進みます。

コルから振り返り見る大登岐山 

そして再び大藪春彦〜〜じゃない、笹薮の始まり。
一旦イヌワラビの生い茂る開けた場所に出た時には(広ければ広いで、進む方向が分かりにくい)、立派な角の大鹿が駆け去って行くのを見ました。

再び薮〜   開けた場所に出る

この後の1369mの登りの笹薮も大変だった!
たまには、と私も先頭を行ったりしましたが、結局大半はM恵さんが前を行ってくれました。
道なんてあるのか無いのか分からん・・・たまにあるテープがほんとに有り難かったです。
ピーク手前にはしばし笹薮を忘れて絶景を堪能出来る、ステキな岩テラスがありました。
大登岐山もだいぶ遠くなって来たわ・・・。

1369m直下の岩場から大登岐山を 

1369mピークは、薮の中でポツンとミステリーサークルのように丸く刈り込まれた(直径2〜3mほど)所がそうだったようです。感慨に浸る余裕も無かった・・・。
この1369mからの下りでは、本来の方向より少し南側を下ってしまって、軌道修正するのに難儀しました。
直径5mmはあると思われるスズタケの密集の中、肥満体の我が身で押し倒しても跳ね返される・・・
1m進むのに気が遠くなるほどの(まぁちょっと大げさですが)時間を要し、疲れ果てました。
笹薮では、限りなく体力を消耗します。

ほんわり秋色(1369m付近)   今日のルートは苔がとってもきれい

それでもようやく、笹薮から解放される時がやって来たようです。
黒岩山からこの辺りまでは来た事があるという野うさぎさんが、『もう薮は無い』って。

登りも下りも難儀した1369mピークを振り返る(1231mピークより)   黒岩山が近付く

歩いて来た尾根 大登岐山〜1369m〜1231m 

ああ嬉しや・・・地面の見える道って、何て歩き易いんだ〜〜!
足取りも心なしか軽くなったみたい。
ええ、黒岩山への最後の登りだってヘッチャラよ!(急に強気になる・・・)

『お疲れさま!』と、アサマリンドウ   黒岩山への登り もう登りはこれでお終い

ほら! 八方ブナが待ってくれています。『よう頑張ったね』って。
ここまで来たら、もう安堵感でいっぱい。

八方ブナ 

黒岩山山頂への道から、ずい分と遠くなった大登岐山をしみじみ眺めます。
北には赤星山の形のいい山容が見えています。

大登岐山が遠くなる   北に秀麗な山容の赤星山

黒岩山山頂で記念ショット。この先にある三角点は、今日はパスです。
そしてこの後はもう、これまでの道が嘘のように快適な縦走路。

黒岩山山頂   もうここからは快適な道!

あんなに遠かった野地峰の反射板が、今ではもう目の前に。

ヤマボウシ実   あんなに遠かった反射板が近付く

そして到着、野地峰山頂です。バンザ〜イ!
大登岐山があんなに遠い。あそこから歩いて来たのよね〜満足感でいっぱいです。

ついに野地峰山頂へ 感無量! 

後はもう下るのみ。
何度も眺めた大登岐山とも、もうお別れです。
薮には閉口しましたが、心に残る縦走でありました。

山村広場に無事下山した時に、健脚組からの連絡が入ります。
彼らは三角点(三等三角点下川峠)のある登岐山1446.5mも往復して、もう今は集合場所の早明浦道の駅に到着したそうでした。何て健脚なんだ〜〜!

大登岐さん、さようなら〜!   山村広場に無事下山

健脚組を待たす事45分、道の駅に再び集合しますと・・・『まずは・・・はい!ギッチャン』と手渡されたのは、何と落としたストックではありませんか!まあ!嬉しい!
先頭を歩いていたKちゃんが、見つけて回収して来てくれたのでした。ありがとう!
諦めていたのに、クロス縦走ならではの幸運でした。

お天気に恵まれた今回の縦走、苦しくもあり楽しくもありました。
メンバーの助けがあってこその縦走でした。お世話になりました。
お疲れさまでした!

 今日のログ(野うさぎさん提供)